内容紹介
■ストーリー
舞台は、「お伽話症候群(フェアリーテイル・シンドローム)」の治療に特化した隔離病棟。通称「楽園」。
「フェアリーテイル・シンドローム」とは自らを童話の登場人物だと思い込む人格障害の一種であり、
入院患者たちは一様に「聖書」である童話絵本を抱え、その教えに従って生活している。
主人公はそんな童話少女たちの楽園に、不意に紛れ込んでしまった記憶喪失の少年。
何故この場所にいるのか、自分はどんな人物で何を成すべきだったのか、大事なことほどわからない。
かりそめの役割を得ている少女たちがうらやましく思えるほどに、寄る辺ない。
そんな折、彼の部屋で発見したスケッチブックには、乱れた筆跡でこんなことが書かれていた。
――少女たちの中にひとり、つみびとがいる。
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