周辺の全ての国との関りを絶ち、自分の国に不変の永遠を与え極楽浄土を約束すべく自らの感情をも雷で焼き、永遠に至る暗く長い道のりを揺るがぬ意志で進み続けてきた。その様は人々に理解などされないし、自身も理解されようとなど思わない。
雑音の払われた静寂の中にこそ真の不変の永遠があると彼女は信じていた。
永遠を求める彼女の胸の奥には友との別れの記憶が重く横たわる。
ふとした瞬間に蘇る記憶に押さえ込んでいた女性としての寂しさが目を覚ました。
貴方と相対した雷鳴のような刹那。
この時間だけは下腹に抱える疼きを重ねる肌のぬくもりで取り除いてほしいと彼女は願っていた。