「――俺は、人間じゃない。悪魔と呼ばれている」
衝撃的な告白から始まるのは、悪魔に育てられた宝石技師の少年レミと、記憶を欠落させた少女ラズリエルの物語である。
彼女はレミの導きに従い、穏やかな生活を送り始めるが、やがて不可解な夢に悩まされる。夢の中の自分はイルサと呼ばれ、大天使に深い信仰を捧げる献身的な信徒だった。
「お前は嘘を吐いている! 悪魔がいるなどというふりをして!」
人々は魔女の存在を疑い、狂気の裁判が始まってしまう。
冤罪により無実の人々が処刑される中、ついに明かされる少女の狂おしいまでの純愛劇。
「この愛が、禁断と知りながら――」
そしてあなたは、真実を知る。